○“うたたねの”九段坂斬九郎/男/23歳/よろず請け負い/術師
妹が九尾の狐にさらわれ、忸怩たる思いがあるも有効な手がかりがないまま江戸に暮らしている。
生粋の人の良さは人々からの信頼も厚い。
○“風車の”仁八/男/23歳/おもちゃ売り/術師
旅の者から授けられた術は、気まぐれか深謀遠慮ゆえなのか。
術の才能はもとより、体格にも恵まれ相撲をとることもある。
○“仁斎先生”冬森仁八/男/?歳/本草学者/憑神使い
千年の眠りについていた竜の封印を解いて以来、その黒龍王と共にある。
普段は子供に読み書きを教えたりもする仁者。
○“深川の”梅市/男/30歳/ぼてふり/憑神使い
先祖の行い故か、名もなき猫神に好かれてしまい、そのまま名もつけずに付き合っている。
天秤棒一本で江戸中を駆け巡り、時にはその棒で妖を討つ。
○“三河町の紅”紅乃/女/21歳/生け花/術師
生け花の師匠でもあった祖母に修行の旅の道中でその力を目覚めさせられた。
今は自分も生け花の師匠として生計を立てているが、なぜか人目を忍ぶ技も身につけている。
年が明けても江戸の町は賑わっていた。
祭好きな江戸の町人達は、初詣だの七草だのと、何かと理由をつけては寺や神社に参拝するという名目で騒ぎあっていた。
もちろん商人達はここぞとばかりに芸人や屋台を集めて盛り上げ続けている。
だが、そこに一層の賑わいを加える笛や太鼓の祭囃子に、妖の気配を感じ取るものは、少なかった。
第二回『ナイトメアハンター=ディープ』&『大江戸RPGアヤカシ』合同コンベンションで遊んできました。
今回もNHDとアヤカシで合計8卓で、そして何故か今回も自分はGMです。
プレイヤー5人てことで時間的な不安はありましたが、みなさんに協力してもらってスムーズに遊べました。
もちろんオンリーコンならではのルールブック所持率もさすがで、術のページをコピーしたりしなくて良いので楽できます。
実はシナリオが全然詰まってないのでかなりの部分がアドリブだったんだけどばれてるのかな?
ボスも決まってなくて狐か狸か残った方としてて、今回は狸の方が巨大化しています、それで能力値もちょっと変わるのですよ。
4人用のつもりのデータでそのまま戦闘したのでやっぱり今回もノーダメージ楽勝ですが、4人だったら実は危なかったかもしれないです。
ダイス目が面白かったり偏ってたりしたからシナリオ中は面白おかしいけど戦闘は危険かも。
怪異の序幕:
転寝衆は夢を見る。
二匹の小さな妖が、戯れていた。野山を駆け、じゃれあい、ころげまわっていた。
いつまでも、いつまでも、そうしていたかった。
だがそれでは、強くなれないことがわかっていた、そして強くなるにはどうすれば良いかも。
でもそれは、永遠の別れを意味していた。
そして、季節は新春、各地で初詣の祭りが行われている。

転寝師の日常:
P218の転寝師の日常設定表を振る。
表に合わせて、依頼の前日から順番に演出していく。
最後に必ず、化かされて、祭囃子と共に逃げる足音だけが感じ取れる。

アヤカシ祓いの依頼:
托鉢僧姿の座元・恵蓮尼が、ちりんちりんと錫杖の鈴を鳴らす。
それは、宵の五ツに集合する合図である。

的屋の代表、福屋万次郎が、祭りを邪魔する妖がいるので退治して欲しいと言う。
報酬は前払い四千文、後金で同じく四千文。
証言は狐とも狸とも言われているが、一致しない。
初詣から節分まで祭りには事欠かない時期。
恵蓮尼は、祭りの現場に行くことをPC達に促す。

祭り:初詣、十日戎、初午祭り、節分 、他に煎餅祭りとか適当に
場所:神田明神、日枝神社、亀戸天神、富岡八幡宮あたり?

情報収集:
情報@
【機敏/受動】または妖を探す術の目標値18に成功すれば、不自然に当たりやすい矢場があり、客を集めている。
子供向けなのか簡単だがPCも挑戦できる、一回2文、【機敏/能動】の目標値5で狙い通り当たる。
子供たちがおもちゃをあてて喜んでいると、葉っぱになってしまい、泣き出す。
それを見て笑っている矢場の女から、狸のひげと尻尾が生えて、そのまま逃げて行く。

情報A
【機敏/受動】または妖を探す術の目標値13に成功すれば、飴売りが目に付く。
PCが近づくと、客が旨そうに舐めていた飴が虫になってしまう。
騒ぎになっている間に、祭囃子の音を残して妖は逃げてしまう。何らかの判定で化け狐と分かって良い。

情報B
その場は逃げられてしまうが、引き続き次の祭りでも護衛を続けて欲しいといわれる。

アヤカシとの遭遇:
祭りの中でついに重傷者が出る。
探魔の術ですぐに分かるところに妖がいる。
基本的にその場のノリで良いが、機敏に属する判定、超能力だと狸、心魂だと狐が現れるとする。

明らかになる真実:
見世物小屋に逃げ込むが、建物ごと葉っぱとなって散り、牙を尖らせた妖怪になって現れる。
目標値14の恐怖判定(P84)を行なう。
強力な術を操る転寝衆を食らって強い妖になるなどと主張する。

対決:
妖を倒すと、「これでいい、これでアイツが大妖になれる。」と言って息を引き取る。
そこにもう一方の倒されなかった方の妖(狸or狐)が現れる。
そして全てを理解した妖は、その死体を泣きながら喰らい、妖力を増しながら巨大化していく。

異界の現出:
巨大な狸or狐の化け物が現れ、誰も居ないのに笛や太鼓の鳴り響く不気味な風景になる。
目標値25の恐怖判定(P84)を行なう。
PODは化け狐と化け狸の2匹分をあわせた40で、ガンビットは情け容赦なく繰り返す。
ガンビットでは《魔笑》《幻惑》を交互に使い、PCに攻撃させないようにする。
自分の攻撃は通常の爪や尻尾で行う。

終幕:
二匹の妖は、戯れるように昇天していく。
妖術に使ったのか、葉っぱが吹き荒れている。
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