ユーリ:オウガ・アザレラ:21歳:男:左肩に大地の刻印
仮面居酒屋の運営するオウガ、涙の仮面でその素顔を隠す。曲刀と拳銃を使いこなす。
ガトラス:ドヴォルグ:30歳:男:目の中に頭蓋骨の刻印
片目を眼帯で隠し鍛冶屋を営む居丈夫。メイスを使うがなぜか海賊ファッション。
リーン:ザハール:19歳:女:掌にすみれの刻印
愛嬌のある女の子だが、狩人を生業とし、槍で直接獲物を仕留める勇猛なスタイルをとる。
フルール:エルフィン:158歳:女:背中に鷲の刻印
治療師を務めつつ、多彩な知識で周囲から先生と慕われる。掌から炎を出したりできる。
荒野の開拓村ラルバ・アトレヒドは収穫も前の時期に祭の準備を進めていた。
ここをビジネスチャンスとみたユーリは居酒屋を大きく展開すべく話に加わる。
そこに積極的、あるいはなし崩し的に準備を手伝うガトラス、リーン、フルールが村の広場に集まることになった。
その時、怪物の襲来の一方が入る。
対応に困窮する村人たちの中、4人のナジャの刻印が輝き始めた。
英雄叙事詩TRPGバルナ・クロニカでようやく遊ぶことができました。
全員初プレイですがキャラ作成からじっくりやってみました。
お話はとりあえずゴブリンからはじまってますが最後にはトロールが出てきます。
ってどう見てもトロールは強すぎなのでシナリオで調整して片手落ちにはなるようにしました。
魔法が強力なものの半々くらいで失敗するかと思ったら全然そんなことなくてちょっとびっくり、これは強い。
クリティカルコールは使いどころが面白いし、もっといろいろ遊んでみたいシステムでした。
○シナリオ
○導入
場所はどこか適当な開拓村、サンプルキャラならそのままメンディリラで良い。季節は夏の終わり、そろそろ収穫時期。
輪舞の絆は一応、座席順の両隣のPCと設定しておく、斜向かいは未知(0)。
生業に合わせて、適当な理由をつけて旅人の宿に集まってもらう。
宿の近くに広場があるのでそこでも良い。
広場ではステージのような広めのお立ち台が用意されている。ココペリの旅の楽団が来ることになっておりちょっとしたお祭気分。
大工のファベル、農夫のアグリたちががんばっている。
いかにもとってつけたような登場の仕方でカゼブという男が挙動不審である不審がられると「ココペリとか好きじゃないんだ」とか言わせる。

何らかの理由でPCが集まったところに、旅人風の人が慌てて駆け込んでくる「大変だ、怪物に襲われている、助けてくれ!」
カゼブは「ひぃっ」と言って小物風にさっさと自分の家に引っ込んでしまう。
水を飲んで落ち着いた男は、ココペリの旅の同行者だったのだが怪物に襲われて一目散に逃げてきたらしい。
足の遅いココペリたちも逃げてきている、一応護衛はいるが多勢に無勢とのこと。
ここで、PC達のナジャの刻印が輝きを放ち(刻印の現出)、助けに行くべきだと思う。

○ココペリを襲う小鬼
村の外に出たところで「イィヤァーッ!」と叫びながら走ってくるココペリたちが見つかる、それを追ってくる小鬼がいる。
当然【勇気】の心魂判定が必要になる、失敗するとココペリと一緒に逃げ出すかも。
PCの配置はカードのスートで位置を決めてしまう。弓小鬼2匹と斧小鬼3匹。
戦闘は負けるはずないので、終了後、PC達はさらに襲われている楽団メンバーがいないか探しに行くか、村に戻るか選べる。
ココペリ達はとっくに村に逃げ帰っている。

○楽団の馬車
しばらく進むと、馬車が転がっている、そして去って行く大きな影を見ることが出来る。
大きな影の正体は闇鬼(トロール)なので、【勇気】の心魂判定をする、成功/失敗に関わらず闇鬼は行ってしまう。
【勇気】の判定に全員が失敗していなければ、すぐに自己喪失状態から回復し、状況を確認できる。
悲惨な状況に対して、さらに【希望】の心魂判定をさせる、成功すれば生きている者がいることがわかる。
ここで、闇鬼を追いかけるか、生き残った者を連れて村まで帰るか選べる。
当然あたりは暗くなっており、このまま追いかけるのは危険ではある。

○ココペリの笛
村に戻ると、ペルデルと言うココペリの笛がなくなっている、馬車ごと曳いて帰ったことにして良いが、笛は見つからない。
ココペリのPCがいればすぐわかるが、これは大変な出来事である、そして長老がどこにいるかわからず、再び笛がもらえるかわからない。
話しているとカゼブが割り込んでくる。
「俺のせいだ、怪物に見つかった時に、今度来るココペリの笛はすごいお宝で何でも願いが叶うって言って見逃してもらったんだ」
もちろんそれはウソであり、気がついた妖鬼がすぐに戻ってくることは容易に想像できる。
カゼブは妖鬼の居場所がどこか知っていて、PC達にも特定できる。
<地理><歴史><妖鬼>のどれかで判定し、成功すると妖鬼のボスが闇鬼であることがわかる。成功度4以上なら以下も分かる。
<語り部><先祖の記憶>に成功するとさらにそこは古の遺跡で、実は闇鬼を倒す罠がある事を知っている。罠の詳細は不明。

○古の遺跡
闇鬼を倒す決意をして、妖鬼の居場所が分かると来ることができる。
<語り部><先祖の記憶>に成功していない、または闇鬼を直接追ってきた場合、ここでもう一度判定できる。
遺跡は見た目はただの洞窟、入口には誰も居らず、道は左右に分かれている。
左の道は2部屋、右の部屋は1部屋通って最奥に進める。
左の道は進むと小鬼がいる、様子を見る場合は【機敏】<忍び足>で成功数3がないと見つかる。
戦闘になると闇鬼も出てくる。日中ならばそのまま外に出ることで小鬼だけ誘い出せる、他に表で物音を立てるなりなんなりで誘い出せる。
右の道は何もいない。【感覚】<方向感覚>または【知性】で成功数2で隠し通路が見つかる。
隠し通路を進むと最奥の部屋に出られる、戦闘シートのハートのラインに大きなレバーがある。
罠はレバーを戦闘行動を使って降ろすと発動し、この部屋で戦闘するなら妖鬼の逃げ場を塞ぐと同時に屋根が崩れて日光が入る。
もちろん日中でないと意味はない、声を上げるなどして闇鬼を呼ぶと、小鬼を倒していなければ一緒に現れる。戦闘配置は自由。
罠が発動すると、闇鬼の左手に3d6のダメージが入る、このダメージは[屍闇の再生]では回復しない。
レバーを引いたPCが何か言うなら台詞に見合った心魂判定をし、成功すれば右手にもダメージ。
ただし日が差すのは一瞬、部屋は明るくなるが闇鬼にこれ以上のダメージは与えられない。
PC達が隠し通路から逃げるのも塞がってしまい、出るには時間がかかりそう。

闇鬼を倒せれば、レバーを上げれば道が開くことにすぐ気がつく、闇鬼のいた部屋にココペリの笛がある。
箱があり、闇鬼の拾得表6の上に、拾得表7のお宝も手に入る。
村に戻ればPC達も初めてのココペリの演奏が聴ける。
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