○リットルケ:ココペリ:72歳:男:すみれの刻印
いく度かの冒険を経てココペリにはありえない勇気を持つ。
ただ当人は料理人でありたいのか、いつもカレーを作っている。
○ギイル:ドヴォルグ:27歳:男:樹木の刻印
ザハールの開拓村で育った戦士の一族の末裔。
きこりを生業としていたため斧の扱いに長け、二本を同時に使いこなす。
○エスクロイス:エルフィン:183歳:男:鷲の刻印
長い生のうちに医術を身につけて各地を放浪している。
虹色に輝く掌から炎と癒しの魔法を繰り出す。
○ノエ:ザハール:26歳:男:鶴の刻印
釣りをしたり裁縫をしたり開拓村のザハールらしい暮らしをしていた。
運命を感じるところがあったのか剣と盾の修練は欠かしたことがない。
メンディリラの村で、ココペリが旅立った。
活躍のときを求めていたザハールは追わずにはいられなかった。
ドヴォルグは、人さらいの話を聞き、すぐに助け出すため走り出す。
エルフィンはそんな勇者こそを助けるべく、自らも立ちあがった。
バルナ・クロニカで遊んできました、王道ファンタジーはいいですね。
天からのお告げみたいなものでごく自然に始まる雰囲気もしっかり味わっておきたいものです。
戦闘バランスはちょっと派手めにやってみましたが、それ以上に出目、というかカードの引きがなんとも。
クライマックスでGMが失敗しすぎなのは笑えますがそれでちょっとバランス良かったりして、TRPGだなぁという感じ。
季節は夏、水不足が気になる頃合。幸い薄雪川の水は絶える気配はない。
大荒野街道近く。
○オープニング1
PCのうち何人かは旅をしている、馬車か徒歩で大荒野を移動中とする。
光の聖霊の声がする。目の前にぼんやりと輝く犬の姿が見える。
「希望の灯火たちよ、彼の願いをかなえてください。そして、彼らの守りしものを、受け継ぐのです」
○オープニング2
PCのうち何人かは、とある開拓村で噂話を聞く。
この近くで、人が神隠しに遭い、帰ってこないらしい。探しに出た腕自慢の戦士や旅人も帰ってこない。
ただ、帰ってきたものは、恐ろしい犬の群れを見た、狼かもしれない。行方不明の人は助かっていないだろう。
しかし高名なPC達に、その真相解明の依頼が来る、どうやら金持ちの子供がいるらしく、あきらめられない。
○オープニング3
PC達は、同じ場所で犬の群れが架けてくるのを見る、オープニング1のPCには連れが居り、腰を抜かしてしまう。
それは、十頭以上の魔炎狼(ヘルハウンド)の群れで通常通り脅威度を【勇気】で判定する。
戦闘に入る前に、光り輝く大きな犬が現れると、PCのナジャの刻印が輝く。魔炎狼たちはその輝く犬を追いかけていく。
腰を抜かした一般人には<地理学>で判定に成功するとオープニング2の村が近くなので退散させることができる。

○発掘現場?
ヘルハウンドの行った先を追いかけると、人々が足に鎖を付けられて、ただひたすらに地面をつるはしやスコップで掘らされている。
見張りには大きな機械人形がいる。初期PCであれば機械人形(ゴーレム)、成長していれば火炎巨神兵(イフリート)がいずれか一体。
モンスターを倒すと、捕らわれた人々を解放できる。
ヘルハウンドに追われて、気がつくとここで強制労働させられていたらしい。
<語り部><先祖の記憶>で判定する。屍闇の一族が恐れる光の封印の書がこの近くにあり、探索しているのだ。
そしてそれを守り続けた一人の騎士と騎士に仕えた犬がいたが、今は行方不明になっている。
ここで、PC達と黄金の犬の[輪舞値]をルールブック66ページに従って、結ぶことができる。
○黄金の犬の居場所
<足跡探し>に成功すると、探すことができる。しかし姿が見えない【賢明】の心魂判定に成功すると、森に消えた足跡を捕まえられる。
全員が失敗した場合、1d6で犬に対する輪舞値以下の数字を出したPCが一人でも居ればやはり見つけることができる。
その先には全身を甲冑を着た騎士がいる、能力値は屍霊騎士(デス・ナイト)と同じだが能力は[鉄の体]のみ。
脅威度は【勇気】1。弱点は【希望】。武器はPCの一人に合わせ、ただ一度に二回攻撃判定、受け不可の武器とする。
古の名も無き騎士は、ただ守ることに絶望を感じていたのである。
戦闘に勝つことができれば、武器を手に入れることができる。また、騎士は輝きながらその魂を昇華させる。
輝く犬が現れ、その口から光の聖霊が語りかける。
古の騎士が守りし光の封印の書を、受け継ぐのです。とりあえず[真力]1点を渡す。
輝く犬は、そのまま役目を終えたかのように眠りにつく。PC達の前には洞窟のような祠がある。
○祠の試練
清浄なる祠の中で、PC達はさわやかな風にさらされると不思議な光景が広がる。
・いつの頃か、屍闇に人々が苦しめられ、ナジャに目覚める前の幼いPC達も逃げ惑っている。
 【勇気】の心魂判定に一人でも成功すれば、その幻影は取り払われる。
・PC達に未来が見える、それは暗い未来、荒野は荒野のまま、ナジャ達がいくら輪廻を繰り返しても何事もなく、人は諍いを繰り返す。
 【希望】の心魂判定に一人でも成功すれば、その幻影は取り払われる。
・うってかわってPC達に満ち足りた未来が見える、PC達は褒め称えられる。
 【賢明】の心魂判定に一人でも成功すれば、その幻影は取り払われる。
・PC達に孤独が見える、PC達のよく知る人たちはPCを見つめながら老い、命を終える。
 【愛】の心魂判定に一人でも成功すれば、その幻影は取り払われる。
「風と夢の中で物語を紡ぐ灯火よ、光の道を辿るが良い」と古い書物がPC達の前に現れる。
一人で全ての判定に成功したPCは夢織人の「夢見の試練」に合格したとすること。[主人公の叙事詩]1点を渡す。
書物については<古言語>で達成値3以上でわかる「今後の物語により、その本性が明らかにされるだろう」とだけ読める。
○待ち構えるもの
PC達が祠の前に戻ってくると、ヘルハウンド達がたむろっていて、ひとりの屍闇の使途に操られているのがわかる。
「貴様達は我らの邪魔をした、しかしその書物を手に入れてきた。だから我らの糧となる事を許そう」
【愛】の心魂判定をする。その時、輝く犬が立ち上がり、ヘルハウンド達を一気になぎ払う。残ったのは1d6匹。
しかし屍闇の使途は、残っていた騎士の鎧に呪いをかけ復活させてしまう。同じデータ、ただし弱点はない。
魔炎狼1d6、騎士、屍闇の使途・魔導使いと戦闘になる。
1ラウンドに一回、戦闘行動を使っていずれかの心魂判定に成功すると、輝く犬の[炎の息]相当の光のブレスを使える。
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