○上岡愛:聖戦士:フォーリナー/グレズ:装着者/マシンライフ
女子高生の聖戦士、執事のセバスチャン、メイドのクララを従え、今日もオリジン中を駆け巡る。
○キリィ=マッギャバン:星詠み:ネフィリム:コーポレイト
ピンクの戦車に乗って、会長を愛する体は漢、心は乙女の報道官、カメラマンのボビーは複雑な想い。
○桂花:光翼騎士:富嶽:忍者
信長に心酔するクノイチ、あらゆる無理難題に期待以上の成果を出すので、信頼されている(かもしれない)。
○バーズ=グレイヴァンス:執行者:曉帝国:武侠
ダスクフレアになって生還したと言うとんでもない過去を持つ神官、実は曉帝国の皇位継承権を持っている。
というわけで?カオスフレア、まさか自分でGMすることになるとは。
しかしここまでお膳立てされて引くのは、むしろ自分に対して失礼ってもんです。
リプレイ化の予定もあったりするので(冊子にしたりするつもりはさらさらないですが)
詳細等は気が向いたらこっそり更新とかします。
セッショントレーラー:
 数千年の歴史と、武術の真髄、あらゆる芸術文化の発祥の地、暁帝国。
 そこでの政権闘争に敗れ、南岳衡山近くの田舎に、紛うことなき皇族、暁冷諾は名ばかりの王として封じられた。
 小さな領土とごくわずかの家臣、もはや帝国でのきらびやかな生活を望むべくもない。
 だが、ダスクフレアの脅威は、差別なく、いや、むしろ敗者への追い討ちをかけるように迫ってくる。
 それは、不幸の連鎖か、何者かの邪悪な意思によるものなのか、そこにはまた、すい寄せられるように勇者も集う。
 異界戦記カオスフレア『聖戦士、ふたり』
 人よ、未来を侵略せよ!

シナリオハンドアウト:
○PC1
 この世界に来て、慣れないながらも自分の力をようやく掴み始めてきた。
 噂では、キミのほかにも聖戦士たる存在がいると言う。
 それはもしかして、キミがこの世界に来る数日前から行方不明だった人かもしれない。
 誰一人知らないこの世界で、知り合いがいるかもしれないと思うと嬉しくなる。
 そして、噂の聖戦士と出会うことになった。
 シナリオパス:松岡久への親近感
○PC2
 キミがこの小さな国の城勤めになって数年、ダスクフレアの脅威におびえながらも、幸い、幻獣たちの襲撃もなく、平和に暮らしてきた。
 しかし、その日はやってくる、人智を越えた黒い影により、国家は半壊し、住民達の多くがその餌食となった。
 だが、王はそのことをむしろ喜んですら居た。
「これで世界中から勇者を呼び寄せ、この国の名を上げる口実になる。」と。
 シナリオパス:暁冷諾への憐み
○PC3
 キミの目の前に、一つの茶碗が置かれた。
 白く上品な器に一筋の、どこまでも深く、燃える様な赤、芸術を解さないキミにも珠玉の一品である事が分かる。
 その“緋天御剣茶碗”は、とある貴族からキミの主へと贈られたものだ、だが、その主はあろうことかそれを突き返して来いと言う。
 「おまえなら生きて帰ってこれるさ。」と爽やかに笑う主の顔から、これが命懸けの難事である事が読み取れた。
 シナリオパス:暁冷諾への義務感
○PC4
 キミはあの時、確かの死を覚悟した、そして目の前の勇者と、キミが護れなかった勇者の手によって、それは達成されたはずだった。
 だが今、目を覚ましてしまった、しかも若き日の力を取り戻したままで。
 そして目の前の少女は言う
 「礼華は確かに消えた。だが、祓った覚えはない、もちろん黄泉還りにもなっていない。この意味が分かるか?お前にはまだ、やる事があるのだ。」
 シナリオパス:栗蓉への家族愛
オープニング:
PC1:武侠の国、曉帝国へ移動している。理由は適当、強いものが集まるからとでもする。
    移動中、砂漠に差し掛かったところで、ダスクフレアの気配。
    戦闘になり、倒したと思ったところで敵が覚醒し、黒い気と共に立ち上がるが、
    PC1の背後から銃を乱射してダスクフレアを破壊する者がいる。
    そして背後からPC1と現世で知り合いだった松岡久が現れる。
    が、探していた相手ではない。
PC2:曉冷諾と城の楼閣で会話するシーン。
    「ははは、見ろ、わずかな領地の半分が灰になっておるわ。」
    「虎の子のMT部隊も壊滅し、あの宰相がおる内は援軍も望めまい、彼奴は妾が邪魔だからな。」
    「各国に檄を飛ばせ、世界中の勇者を集め、妾の力を李鶴葉めに思い知らせてやるのじゃ。」
    その時、南の方からダスクフレアと、カオスフレアの気を感じる。
PC4:ファイフ王国の北端の砂浜で包子(外見四歳)と会話するシーン。
    「ふう、やっとお目覚めでしゅか、苦労したでしゅよ。」
    「ダスクフレアの抜けた今ならわかるでしゅか?今、オリジンにはたくさんのフォーリナーがいるでしゅ。」
    「その皆に会っていけば、いずれは礼華にたどりつくかもしれましぇん。」
    「まずは北、曉帝国、今のお前の姿をわかるものも居ないでしょ、いても同一人物とは思いましぇん。」
    「私はこの姿では足手まといでしゅ、南の方の美味しい魚でも食べて英気を養うでしゅよ。」
PC3:甲板で信長と会話するシーン。
    古めかしい桐箱を渡される、箱には“緋天御剣茶碗”と書いてある。
    「これはな、曉の冷諾とかいう地方領主から贈られてきた茶器だが、返してきてくれ。」
    「これに礼をしようと思えば、信濃級が二、三隻は必要となろう、そういうわけにもいかんのでな。」
    「別に友好関係を拒否するつもりはないことを説明してきてくれ、なに、お前から生きて帰ってこれるさ。」
    そして、一通の親書も渡される。

ミドルフェイズ:
・砂漠でPC1と松岡久が話す場面、他のPCは登場判定:難易度8
「奴らは簡単には死なないから気をつけな、って、あれ?PC1?なんでキミがここに。」
「俺もオリジンに来てしばらく経つけどね、そういえば他にもフォーリナーが居るって話は聞いたことあるよ。」
話すうちに、近くに街があると言う事で、曉冷諾の領地へ行く。

・PC3と曉冷諾が会話する場面、他のPCは先の場面でPC3が出ているなら登場、他は難易度8
「なるほど、遠路はるばるご苦労であった。」
(親書を見て)「丁度良い、そなたにもダスクフレアと戦ってもらおう。」
親書には“この使いの者、好きに扱ってくれ”とだけ書いてある。

・PC4が栗蓉と会う場面、PC4が前の場面から出ているならそのまま続く。
「お客様には失礼の無いように努めさせて頂きます、御用の際は何なりと。」
そう話す小間使いの少女は、PC4がその昔練習用に使っていた剣を帯びている。
「これは父上から頂いたものです、一応危急時なので身につけさせてもらっています。」
少女の苗字を尋ねると、PC4の、曉での名と同じものである。

・松岡と冷諾の会話、PC2は登場、他PCは難易度8
「その茶器、少し見せてくれませんか?」
「なるほど、これは、フレアを感じます、私が預かっても宜しいでしょうか?」
「ふふん、妾に忠誠を誓うなら構わぬぞ、そして、その力を存分に振るうがよい。」

その後、プレイヤーのやりたいようにさせてから、
新たな敵の襲撃、戦闘シーンになる。
松岡は茶器の影響で
1ターン目<フレアブレード>
2ターン目<※フレアバースト>をフレアなしで使える。
さらに<捨て身の覚悟>を合わせて一撃で決めてしまう。
「素晴らしい、見てくれた?PC1、この力は最高だよ。」

・曉冷諾が松岡とPC達の労をねぎらうシーン
「よくやった松岡殿、その“緋天御剣茶碗”こそ、そなたの真の絶対武器じゃ。
 あ、他の者達も大儀であった。」
「これならば曉はおろかオリジン全土の王となることも出来ましょう。」
「妾はあのいまいましい李鶴葉めに一泡吹かせられたら満足じゃ。」
その後、栗蓉か曉冷諾から、ダスクフレアがこの国に迫る真の原因を探って欲しいと依頼される。

○情報収集
・曉冷諾について:
目標値10:皇帝の世継ぎ争いに破れ、王侯として封じられている。
・李鶴葉について:
目標値30:曉帝国の大騒乱を予見し、皇帝の血筋を残すため、冷諾を辺境、
      かつ強力な護衛のいる場所に送った。→栗蓉が話す。
・ダスクフレアについて:
目標値20:城の宝物庫に怪しげな光を放つ物体がある。
目標値25:それは曉冷諾が首都開夜を発つ前に勝手に持ち出したもの。→次シーンへ

・宝物庫の品について
目標値10:八角形の鏡らしい。
目標値20:李鶴葉が特に大事な物として、滅多なものでは手を出せないところにおいていた。
目標値30:“太極縮図”という宝貝、元始天尊よりも上位の存在、
      太上老君(老子)が作った究極の宝貝“太極図”の力の一部を引き出すもの。
      “太極図”は時間遡行や次元間航行すら可能との伝説がある。

PC達カオスフレアが近づく事で、共鳴するようにより一層の光を放つ。
PC達が逡巡するようなら松岡が手にする。
「これは、まさしく世界を制する品。」

クライマックスフェイズ:
“緋天御剣茶碗”、“太極縮図”の力により、松岡はダスクフレア化する。
松岡が“太極縮図”を手にしていない場合も、やはりダスクフレアとなるが、その場合の力は弱い。

松岡
「それを渡せ!それで俺は世界の王となる!」
「これだ、まさにこの力だ、素晴らしすぎる。」
「どう?PC1、一緒に行こうよ。」

栗蓉
「鶴葉様から、「何かあれば南岳衡山を頼れ。」と言われていました。」
「冷諾様が残るなら、私も戦います。」

曉冷諾
「妾の、せいなのか?」
「ここで妾だけおめおめと引けるものか!」

エンディングフェイズ:
「俺たち、いつも樋浦を連れ出してただろ?
 他の連中は知らないけど、俺は、PC1と樋浦が一緒に登校する姿を見たくなかったからなんだ。」
あとおまかせ。
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