○デュラン:執行者:オリジン:リターナー:男:享年20歳
かけがえのない犠牲により、魔剣ディアボロスと契約することになった戦士。
以来、姉ともいえる存在の姿で語りかける魔剣に悩まされつつも、戦う事をやめられない。
○イシルドゥア:星詠み:オリジン:クレリック:女:14歳
聖女と謳われた偉大なる母以上の僧侶となるべく修行に励む健気な少女。
旅の途中で不老の呪いをかけられ、成長が止まっていることにはまだ気づいていない。
○エリシオ=ミストケアル:光翼騎士:オリジン:メイジ:女:17歳
“彩色の刃”の二つ名を持つ才媛、リオフレード学院を記録的な速さで卒業している。
マリア・カスタフィオーレとの親交も厚く、さまざまな最先端機器を預かったりもしている。
それは、デュランの名の由来ともなった聖剣デュランダルを悪事に利用する邪教団を殲滅した後のことだった。
剣を手に取り、力を得るための儀式を始めると、キャサリンはデュランの目の前でその剣を自身の胸に突き立てた。
呆然とするデュランに、剣がキャサリンそのものの姿を取って語りかける。
「この生贄により契約は成った、この者を主とし、仕える事を誓おう、我が名は、ディアボロス。」
かつて滅んだはずの魔王の名を聞き、今までの行いが過ちであった事に気づき目を見開いたまま息絶えるキャサリン。
今や魔剣の主となった、いや、魔剣の呪いに囚われてしまったデュランは、剣を振るい続ける事しかできなかった。
もっとカオスフレアで遊びたい、ってことでGMしてます。
PC全員の指定ミームがオリジンという奇妙な設定、さらにPC4に聖戦士を指定し、いないことも想定してあります。
実際参加者3名で聖戦士がいませんでした。
PC1は一度死んでいる事で話が展開するシナリオなのですが、何故か“リターナー相当の魔剣に呪われたキャラ”に
そんなこと言い出されたら拾わないわけには行きません(笑)
つまりシナリオのどこにも魔剣の設定なんてございませんわけで、アドリブで適当に言い続ける事請け合い。
そんなわけでディアボロスの話ばかりしてたらまるでそれ中心のシナリオに聞こえたかも。
とはいえミドル自体はPC達の絡みに任せていたらあっという間に進むわけです、さすがカオスフレア。
ラスト戦闘でダスクフレアがリターナーベースで《生死去来》なんてもってるので長引くとは思ってましたが、長引きました。
エリシオがかなり経験点を使ったキャラなので何とかなりましたが、そうでなければHP半分くらいで丁度良さげな勢いです。
そしてもちろんデュランも《生死去来》を使ってくるわけで、なんて鬱陶しい(笑)
ハンドアウト&トレーラー
・オープニング(全員)
 10年ほど前、とある村、PC全員とキャサリンの5人が誓いを立てる、ほんの子供のお遊び。
 「世界に侵略者が来て暴虐の限りを尽くしているらしい、今の大人たちじゃダメだ、私たちが世界を救うんだ。」
 「いいな、みんなで旅に出て、力をつけるんだ、そうして皆で集まれば、出来ないことなんてない。」
 そして、PC達は各地へ散ることになる。
・オープニング1(PC1)
 PC達のなじみのレストラン、昔と変わらない、敢えて言えば少し白髪の増えたオジュールが迎えてくれる。
 「よう、久しぶりだな、冴えない顔色だが一発で分かったぜ。」
 昔と変わらないフライドポテトと一緒にビールを出してくる。
 「懐かしいな、キャサリンとお前さんが世界を救うとか言い出して、奴らがそれに乗っかった。」
 「強くなったらここでまた会おうとか息巻いてたが、お前が一番乗りだよ。他の連中は、お前さんの方が詳しいんじゃないのか?」
 簡単に回想、キャサリンは魔物に襲われた際にPC1を助けて命を落としている。
・オープニング2(PC2)
 戦場跡だが、黄泉還りとなっても尚戦いを止めない無益な争いが続いている。
 戸惑うようなら、黄泉還りにカオスフレアの力を与えるものがおり、それに応えることで黄泉還りを祓う事が出来る。
 全ての黄泉還りを成仏させると、感謝の念が伝わると共に栂尾薪の声がする。
 「ありがとう、これで救われない魂もうかばれた。でも、キミ一人じゃ駄目だ、信頼できる仲間がいるだろう?」
・オープニング3(PC3)
 マリア・カスタフィオーレの研究所、リオフレードにあるPC3の研究室などでも可。
 「あなたがカオスフレアだったなんて、おめでとう、でいいのかしら?」
 「わかっているわ、あなたには行くべきところがあるのね。」
 「でも、ここだってあなたの家なんだから、いつでも帰ってきてね。」
・オープニング4(PC4)
 チェーザレ・プロヴィノ大佐が率いる艦隊の一つ、高速揚陸館“コルセール”の船上。
 「フフ、その機体にはもう慣れたかね?まごうことなきキミのものだ、胸を張って良いのだよ。」
 PC4が答えたところで、ダスクフレア出現の通信が入る。
 「今出撃できる機体は、ふむ、PC4、キミだけのようだな、いけるな?答えは聞いてない。」
 「初陣だ、無理はするな、他の部隊が到着するまで生き残ればそれで良い。」
・ミドルフェイズ
1:PC1のいるところにモンスターが襲来する。
 アムルタートではないドラゴン(能力値はルフ、防御属性を魔術に変更)
 ゾンビ×4
2:戦闘後、モンスターはダスクフレアではなく、野性の幻獣と黄泉還りであった。
 社会または根源で目標値15の判定、モンスターに指揮官らしき者がいた事が分かる。
 達成値30以上で、キャサリンの着ていた鎧だった気がする。
3:PC4にチェーザレから通信、状況報告を求め、PCに忠告はするがカオスフレアがいるなら増援は行なわない。
4:PC1のシーン、キャサリンによる宣戦布告。PCが4人のときは、ここで【食糧危機】使用。
 「やはりここに帰ってきていたか、そう、私も黄泉還ったのよ。」
 「もうPC1と手を取り合うわけにはいかない、お前達カオスフレアこそ、世界の敵なのだから。」
5:情報収集
 モンスターについて:10:ここ数年襲来はなかった。
 キャサリンについて:15:各地で猛威を振るっているダスクフレア、特に他世界の侵略者を標的としている。
クライマックス
 ダスクフレアと化したキャサリンとの雌雄を決する。
 《死の大地》の効果でシーン1のモンスターを復帰させるが、HP0、LPのみ。
 「気づかないのか、お前たちの持つその力こそ侵略者が居座る口実となっている事を。」
 「オリジンからカオスフレアがいなくなって始めて、救われるのだ。」
 HPが0になると《生死去来》をLPが6以下になるまで使う。PC4人のときは1ラウンドの間のみ使用。
 最後のターンのセットアップで【破滅の権限】→【夢魔の王】【天変地異】
 ドラゴンと一体化、PCに世界が滅ぶ幻影を見せるシーン。
 「そうだ、お前たちも私と一つになればいいのだ、すべてが理解できる。」
エンディング 
 キャサリンは力を得るためにダスクフレアとなったが、間違いに気づき、PC達に討たれようとしていた。
 カオスフレアの力を認め、異世界のものとも打ち解けあい、世界のために生きる事をPC達に託す。
 各自のエンディングは希望に任せる。

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