○イケ ハヤト:聖戦士:フォーリナー:切り札:男:16歳
免許取りたての高校生、覚えてすら居ない姉の事が少し気になる。
時折、前世の記憶がフラッシュバックし、滅ぼされる世界で一人取り残される。
○ティシー=フォル:星詠み:オリジン:クレリック:女:28歳
最強の神官、ベジタブル王国でココナ姫の家庭教師をしながら国を支えている。
数々の仲間を失っており、ダスクフレアへの恨みと共に、悲しみを背負っている。
○空繰丸:光翼騎士:富嶽:艦長:男:10歳?
富嶽の生み出したカラクリ人形、その技術力は当人が気づかないほど。
その幼い外見はもはや、戦艦“秋葉原”の非常に濃い乗組員を纏め上げるカリスマへと進化している。
○ステラ=ポーリス:執行者:アムルタート/フォーリナー:ジェネラル/協力者:女:21歳
その出生は謎だらけだが、勇猛果敢なアムルタートでその実力で五龍将として抜擢されている。
アジ=ダハーカ亡き炎龍軍を規律ある軍隊として建て直し、圧倒的な忠誠すら得ている。
○ラスティ=レイト:執行者:ネフィリム:VIPER:男?:26歳
身体は男、心は女豹の恋多き企業戦士。
報酬により心にあった身体を得るため、ハイリスク・ハイリターンのミッションに挑み続ける。
少年と言う年齢ですらない、未だ力目覚めぬ子供の前に、あかがね色の光が迫る時、少女は弟を守るために立ちはだかった。
互いに年端いかぬ身でありながら、死よりも過酷な未来を理解し、それでも尚、小さき魂に覚悟を宿し、自らを贄として世界の扉を超えていった。
その先にあるのは人ではない体、何よりも強き者を勇者と呼び尊ぶ生の中で、平和を望み成長を続けた。
それから十数年、運命の姉弟は再会する。
ずっと遊びたいと思っていながらご無沙汰してしまったカオスフレアSCでGMさせてもらいました。
PLが5人ってことでシナリオは自作しています。
と言っても半分は付属シナリオからほぼコピーで、アクセントとしてPC1とPC4に濃い設定をつけています。
レギュレーションはプレイヤーが初心者だからと言うより私がラピスフィロソフォルム読み切れてないので基本ルールのみです。
ついでにみんなクイックスタートなのでバランスは多分緩め。
なるほど説明しきれないところは想定と違う動きな感じでしたが最後はちゃんと聖戦士にフレアを集めて捨て身→再生の車輪で締められました。
やっぱりこのシステムは面白いな。
ハンドアウト&トレーラー
・オープニング1(PC5)
ジェイコブ・ペテルセン会長から依頼を受ける。
「次の任地は、このベジタブル王国だ、キミの力で救って来てくれ。」
「我々が利益を上げることこそ、世界のためになるのだ、期待しているぞ、PC5。」
・オープニング2(PC3)
信長(またはイルルヤンカシュ、エニア三世)から情報を渡される。
「邪竜タマリンド、聞いた事があるな?神炎同盟を嫌って独自の道を歩んだのはいいが、ダスクフレアに取り付かれてしまったようだ。」
「奴は今、ベジタブル王国を侵略している、PC3、お前の力で奴を倒すのだ、それしか救いの道はない。」
・オープニング3(PC2)
敵の侵略が小康状態に陥った夜にココナ姫と会話するシーン。
「この国は、どうなってしまうのでしょう?」
「PC2、聞いた事がありますか?国の滅亡の危機に、王家の姫が身を捧げることで、世界が救国の勇者を遣わすという伝説を。」
その翌朝、ドリアン大臣が探し回る声がする。「ココナ姫はいずこにっ?」
悲鳴を上げるドリアンを追うと城のバルコニーから巨竜の前に一人進み出る姫と、その姫を飲み込まんと大口を開ける龍を見る事が出来る。
・オープニング4(PC1)
地球の日本、自分の部屋でガイドブックを見ると、少年の声と共にあかがね色の光に包まれる。
「キミの力が必要だ、今こそ世界を救うときだ。」
気がつくと、中世の西洋風のドレスを着たお姫様が巨大な龍に飲み込まれようとするところに現れる。
助けようとすると、PC1自身の身体から黄金の光が発せられる。
・オープニング5(PC4)
災厄系プロミネンス《偽りの記憶》の効果で《思い出の品》の思い出がわからないことを説明する。
ダスクフレアの出現を聞きつけ、ベジタブル王国に駆けつける。イルルヤンカシュから命じる形でも良い。
ココナ姫が龍に単身立ち向かったところで光と共に少年が現れる。
そして、謎の記憶がフラッシュバックしてくる、小さな子供を助け、代わりに光に飲み込まれる姿を。
・ミドルフェイズ
1: オープニングから続くシーン、PC1のフレアによってタマリンドの攻撃が封じられてしまう。
「この力、貴様は一体何者だ。」
「勇者様、世界をお救いください。」
「ならば貴様から先に喰らってくれる。」と言い、戦闘になる。
PC4を見つけると「貴様も居たかPC4、だが貴様の真の力は封じているぞ。」

2: 戦闘シーン
「く、これほどとは、だがそれこそが我の求める真の力なり、我は必ず戻ってくるぞ。」
と言い残し消えてしまう。

3: ココナ姫から礼を述べられる。
「ありがとうございます、これでこの国は救われました。」まずは歓待してくれる、HPは全快。
【根源】11で成功したPCには、タマリンドは《砕け散る天》で消えただけで、倒しきれていないことがわかる。
「そんな、私達はどう立ち向かえば良いのでしょう?」

4: 情報収集
@ タマリンドについて:11:PC1の持つ力を狙っていたが、これまで見つけられなかった。
A PC4について:13:アムルタートとして生まれる直前、異世界から流れてきた力を取り込みカオスフレアの素養を持って生まれた。
B PC1の姉について:15:欧州旅行中、異世界からPC1が攫われようとした際に身代わりとなって消えた。その魂はPC4として転生した。
@が判明すると下記の項目を追加する。
C PC1の力について:12:ダスクフレアと呼応してしまうカオスフレアの力、存在するだけでタマリンドは強化されてしまう。
Bが判明すると、下記のシーンを挿入する。

5: まだ十分幼いPC4が栂尾薪の声により身代わりとなる事を決意したシーン
欧州の古城だが、ガイドには乗っていない、ベジタブル王国の城が存在している。
PC1を呼ぶ声がするが、そこに割り込むように少年の声がする。
「今、PC1が悪い奴に攫われようとしている、守れるのはPC4、キミだけだ。」
「キミには、PC1以上に過酷な未来が訪れることになる、でもお願いだ、世界のために、力を貸してくれないか?」
このシーンでPC1とPC4のみ下記の情報判定を行なう事が出来る。
D 思い出の品について:30:異世界から転生時に持ってきたもの。ここでPC4は全てを思い出し《偽りの記憶》が解除される。

6: マスターシーン。タマリンドがヤム・ナハルの手により黄泉還る
「我が眷属、いや、ダスクフレア・タマリンド、今こそかの力を持って帰還する時だ。」

7: ココナ姫がPC2と話すシーン
「PC1が来てくれたから世界は救われる、そうよね?」
「でも、私はこうして生きていて良いのかしら、PC1やPC2に頼ることしか出来ない身が辛いです。」

8: PC3が信長(または依頼主)の使いから情報を得るシーン、ホログラム映像装置を出してくる
「お前のことだ、気づいていると思うが、あのタマリンドは生きている。」
「どうやらテオスの連中が噛んでる様だ、理屈は分からんがとんでもない力をもって逆襲してくるだろう。」
「無事帰って来い、信じているぞ、PC3」

9: PC5がジェイコブから通信機により連絡を受けるシーン
「PC5、任務終了だ、撤退して構わん。お前以外に現地にもいるんだろう?カオスフレアが。」
「テオスからベジタブル王国への融資額以上の契約の提示があった、どっちに転んでも我々は損はせん。」
従うならPC5はここでシナリオ終了、レコードシートに“素晴らしい活躍をした”のチェックが入らない事を告げる。
逆らうならジェイコブは納得する。
「お前ならそう言うと思っていたよ。良かろう、テオスとの契約はナシだ、ならば判っているな?責任を持って、ベジタブルを救って来い。」

10: クライマックス前に、タマリンドが出現するシーンを入れる
Dの判定に成功している場合:
「全てを思い出したか、結局PC1がこの世界に来てしまっては全てが無駄だったな。」
Dの判定に失敗している場合:《概念侵略:フォーリナー》《灼熱の悪意》+5Lvを追加。
「PC1に属する力を持つPC4、貴様のおかげで我はさらに強くある、貴様はその自身の力で、何も知らずに打ち倒されるのだ。」

「くくく、PC1よ、貴様の存在が我を強くするのだ。そしてその力で滅びるが良い。」
栂尾薪の声がする「でも、PC4、キミもいる。そしてPC2,PC3,(PC5)も、共鳴し合うフレアの力は、無限だ。」

クライマックス
ダスクフレア=タマリンドとの戦闘。《死の大地》の効果で悪意の軍勢×2を従えている。

エンディング
各人にお任せ。

戻る