○太叔正天(たいじゃく せいてん):天文会:生き様「明日」
七年前、夏、紅い夕焼けの中。正月祝いで、自分が、人違いで、親友を震えながら殺した。
華奢で隻眼、妙に恐い外見の割には素直な一面がある。
○楽応震(がく おうしん):飛雲会:生き様「快刀乱麻」
六歳の頃、秋、紅葉が全てを赤く染めた、結婚式で、病気の母が、朝廷の抗争で、幼い自分を血の海にした。
母の血の臭いを忘れず、その血を流させた仇を追い求める。
○費秀成(ひ しゅうせい):白虎派:生き様「礼節」
幼い頃、春、柔らかな光の中、引退式で、大富豪が、陰口で、幼い自分を皆殺しにした。
生まれてすぐ、夏、陽射しが強かったお寺の境内で、祖父が槍で、幼い自分をずっと、明かりひとつ無い地下牢に閉じ込めた。
兄弟全てを殺した金持ちは嫌い、運は悪い方で、よく崖から落ちてドザエモンになりかける。
○馮土雷(ふう どらい):天蒼派:生き様「正義」
六歳の頃、夏、紅い夕焼けの中、林の中で、仮面の武侠が、空を見上げて、感情のない自分に本当の敵を教えてくれた。
若く見られるのがイヤで、つけ髭や、腹に詰め物をしたりする妙な善人、珍しくがめつい
Role&Roll 14号のシナリオです
3連休連続TRPGの締めが扶桑武侠傳なのはいい感じ。
ばたばたしてたのでハンドアウト作れませんでしたが、このシナリオにもあった方がいいと思います。
とりあえず人間関係を簡単に決めてみましょうという話をした結果。
費秀成はなにかと海に落ちる、そして何故か毎回、馮土雷に助けられる関係。
太叔正天(最年長、他のPCより10歳くらい上)は、何と楽応震の母親と親友、殺してしまったらしい。
楽応震はもちろん太叔正天を母の敵と疑い、追いかけている。
PC1,2だけやたら重い関係、それにしても仰々しい名前です、太叔正天。
もちろん中略。
そして、馮土雷は医者のいないこの街にしばらく留まり、
腐れ縁を認めた費秀成もこれにつきあい、復興の手助けをする。
結局、楽の師兄を殺すことになった太叔正天は、会わせる顔がないと姿を消す。
楽応震は「今回は借りができた、だが太叔正天は必ず倒す。」と心に誓い、
師兄の遺言でもある『飛雲会の最強』を証明するため、修行の旅に出る。
今回もルールブックが全員分あったので独創的武侠作成方法をやってみました。
最後は1対1になる展開に、どうやってもって行くか、と思ってましたが、
楽応震が上手く持って行ってくれました。探しに出た他の武侠は運悪く(陰陽判定で陰)見つけられず。
って、こんなの1対1じゃ絶対勝てないんですけどね、よく出来たシナリオだ(笑)
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