○リドル・プラトン:17歳:男:フォーチュン/トリック
派手なメッシュとメガネが特徴的な美少年、年上女性にも人気だが少年少女たちからも尊敬されている。
ブレイザーとしての活動の合間に孤児達に読み書きを教え先生として慕われている。
○リーザ・ベル:28歳:女:ガンブレイド/ガンブレイド
大きな瞳と絶やさない笑顔で10代にも見えるお姉さん。
本当は言いたいことを笑顔で飲み込んでしまうことと、見た目よりさらに若く見られる胸については思い悩むところがある。
○レディ・トト:17歳:女:シンガー/シンガー
アルトゥール神父のマーカスシティ聖歌隊MCT48の募集に応じたがメンバーが集まらずソロデビューした少女。
パンクロックで人気を博したが自身はかわいい系をやりたかったようで、こっそり公園で子供相手に歌を披露している。
○ダリア・ルキナ:20歳:男:ディフェンダー/ストライカー
幼い頃に従兄弟を亡くしたときにブレイザーに目覚めてから、街を守る用心棒として生きている。
左手の甲に虹色の盾のタトゥーを輝かせ、メナスには容赦ない破壊を与える。
マーカスシティのリトル・マフィアの争いは所詮子供の喧嘩だったが、白い悪魔が手を伸ばしてきた。
命がけの友情と恐怖におびえる少年に、ほのかな思いが重なっていた。
勇気を出したい少年に想いに気づいたとき、ブレイザーたちの目は、急に優しくなった。
久しぶりにガンメタル・ブレイズで遊んできました。
シナリオは去年やろうと思ってたけど卓が立たずに流れたモノを使ってます。
やっぱりシチュエーションカードを使ったスタイリッシュなシステムが楽しいです。
そろそろ復活してリプレイやサプリメントも出して欲しいところ。

○シナリオ
○プログラムカード
[見栄を切る]、[ヒロイズム]、[Yes!]、[イヤな予感]、[気高き意思]
○ オープニング
・シーン1:PC4
マーカスシティ最大のカジノ“エクシード”のオーナールームに呼び出されている。
「PC4、調子はどうだい?」「ストリートでのガキどものことを知ってるか?ガキの喧嘩だと放っておこうと思ったがそうはいかねぇらしい。フリークス化する奴がいるって話だ」
「おそらく裏で妙な動きをしてる奴がいるだろう、将来の幹部候補もいるかもしれねぇんだ。そいつを見つけて、カンタータの制裁を加えてきてくれ」
◆プログラムカード[見栄を切る]を提示する。
・シーン2:PC3
中央広場にいる。路上で歌っているなどのパフォーマンスをしていると良い。そこに一人じっと見つめる少女がいる。少女はPC3もよく見かける十代の少女で、プエラと言う。いつもは誰かと一緒にいたが、今日は一人しかいない。
話かけると「みんな、いっちゃったの。ケンカしなきゃいけないんだって」と言って泣き出す。「みんな仲良くして欲しいのに、恐い顔になっちゃって。もう、元には戻らないのかなぁ」
◆プログラムカード[ヒロイズム]を提示する。
・シーン3:PC2
メナスハンター協会のマーカス支部でアイナ・ローレンスと話をする。
「お仕事よ。ストリートで子供たちのフリークス化が目立っているわ。今のところ大きな被害は出ていないけど、協会では時間の問題と判断したわ」
「そこで、優秀なブレイザーであるPC2、あなたの出番というわけ。依頼はフリークス化の原因調査と解決よ、いいわね?」
◆プログラムカード[Yes!]を提示する。
・シーン4:PC1
ラヴァーズ・ストリートのどこかを歩いていると、見知った顔が焦って走っている。ラガッツという十代前半の少年。
「PC1か?そうだ、お前、腕っ節に自信あったよな、どうだ、俺たちの仲間にならないか?」
(OKした)「そうか、じゃあ、話は後だ、今すぐ逃げろ!」(断った)「そうか、じゃあ、あばよ!」とどこかに行ってしまう。
◆プログラムカード[イヤな予感]を提示する。
(・シーン5:PC5)
春一番のような一陣の突風が吹き、それが収まると目の前にパラディンのミトラが現れる。
「PC5よ、マーカスシティに白き災厄が迫っている。真っ先に犠牲になっているのは不幸な子供たちだ」
「世界が白く塗りつぶされる前にガンメタルブレイズの力でメナスを破壊するのだ。葬送の調べ(レクイエム)を奏でよ」
◆プログラムカード[気高き意思]を提示する。
○ ミドルフェイズ
・シーン5:PC1、他PCは登場自由
赤い爪のようなアクセサリーをした白いフリークスが襲い掛かってくる。
シーン4の続き、グール(P.225)相当の不良フリークスがPC人数−1体現れる。
セットアップ時に他PCも登場できる。敵は1 エンゲージ。
・シーン6:PC3、他PCは登場自由
戦いの様子を見ていたらしいプエラを発見する。
「この人達、みんな、友達だったのに」
少年ギャング、レッドクロウのメンバーだと言うことが分かる。フリークス化した以上元には戻らない。
・シーン7:PC4、他PCは登場自由
カルロ・ヴァレンティから連絡が入る。
「よう、フリークスとやりあったんだってな、やはり洒落にならない事態ってことか」
レッドクロウと、ブルーファングと呼称する少年たちの抗争だと言う事を教えてくれる。
・シーン8:情報収集
情報収集を行なうサーチシーン、演出はその場に合わせて適宜行なう。
情報判定は【精神】のアビリティで行ない、1項目につきひとり1回の判定を目安とする。
▼ラガッツについて
難易度8
マーカスシティに暮らす孤児。孤児院を飛び出して生活している。ブルーファングに所属している。
難易度10
中央公園で時折見かけられるプエラという少女と会っている時は生意気な態度が落ち着くらしい。
▼プエラについて
難易度9
マーカスシティに暮らす孤児。アガスタ教会の孤児院に住んでいる。普段は中央公園のあたりで遊んでいる。
孤児院の仲間達はレッドクロウに誘われてほとんどいなくなってしまっている。
▼レッドクロウついて
難易度9
スタイリッシュ・チルドレン
マーカスシティに暮らす少年達の集まり。貧しいながらも悪いことはしなかったが、最近は強盗のような事をするようになり、また、ブルーファングとの抗争が目立っている。
難易度11
謎の大人「あの人」と会っているらしい。
▼ブルーファングついて
難易度9
マーカスシティに暮らす少年達の集まり。孤児が多く、さらにタチの悪い集団で万引きや食い逃げは当たり前、仲間内の結束は強かった。最近は縄張りに進出してきたレッドクロウとの抗争が目立っている。
・シーン9:PC2、他PCは登場自由
ラガッツについて調べると発生するシーン。
アイナ・ローレンスから、少年ギャングの一人、ラガッツ少年を保護したと連絡が入り、会う事が出来る。
「あんた、すごいんだって?俺の仲間の仇をとってくれよ。レッドクロウの連中は怪物なんだ、全部やっつけてくれよ」
(謎の大人)知らない、そんな奴がいるのか?
(PC1がいる)「お前、ブレイザーって奴なのか?どうやったらそんなになれるんだ?それだと俺も戦えるのか?」
(プエラについて)「か、関係ないよ。そうか、プエラって言うのか・・・・・・」
・マスターシーン:PCは登場不可
※シーン9によって分岐する
★分岐1:ラガッツを励ますか、プエラを守るように促している場合
白いコートの謎の大人がプエラに迫っている。
「さぁ、キミもお友達と一緒にこの世界と戦うんだ。なぁに簡単だよ、これを飲めば大人たちだってやっつけられる」
そこにラガッツが現れ「待て、その子から離れろ!プエラ、こっちに来るんだ」と言って逃がす。もちろん二人は追われる。
★分岐2:ラガッツを突き放すようにした場合
白いコートの謎の大人がラガッツと話している。
「キミは仲間の仇をとりたいんだね?なら簡単だよ、これを飲めば大人たちだってやっつけられる力が手に入る」
「そ、そうなのか?おじさん、いい人だな」薬を飲んで「う、うわぁぁぁ!」《インフェクション》を使用、白い怪物に変貌して行く。
・シーン10:PC1、他PCは登場自由
謎の大人について調べるサーチシーン。PCが動かない場合はアイナかカルロが促すこと。
一人一回の判定以内に成功しないと、ラガッツ、プエラの順にフリークス化してしまう。
▼謎の大人について
難易度9
レッドクロウだけでなくブルーファングにも近づいており、白い薬を渡された少年たちがフリークス化している。
難易度10
スラム街の孤児院の近くで居たことがわかる。
難易度14
PCのコンタクトに、ジャン・ヴォルカーニ3世、クリスティーナ・エレミス、ジェスターのいずれかがいる場合、その指示によりマーカスシティを我がモノにするために暗躍しようとするメナスファクター研究者であるとする。
コンタクトがない場合は単純にアガスタ教の異端派”リジェネシス”のメンバーが、自分の欲望のため少年たちを実験台にしている。
○クライマックス
・シーン11:PC1、他PCは登場自由
スラム街でプエラが逃げてくるのがわかる。分岐1の場合はラガッツもいる。分岐2の場合はラガッツがメナスとなっている。
★分岐1「逃げ足の早いガキめ、もう逃げられんぞ。なに?ブレイザーか、しかたあるまい、もう実験は完成しているのだ」
と言い、自身に《インフェクション》を使用し、メナス化する。
★分岐2「役に立たない大人たちめ、オレがこの力で全部破壊してやる」PC達に《カラミティ》を使用、[捕縛]を与える。
謎の大人は、そのままコンバットメイジとして戦闘にも参加する。
・シーン11:PC2、全員登場
謎の大人&シールドマン&マークスマン、ラガッツ、PCの組み合わせでそれぞれ別エンゲージ、それぞれロングレンジとする。
プエラは狙われない。
○エンディング
分岐、謎の大人の正体にあわせて適当に演出
ハンドアウト

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