暗黒災厄村のランドメイカー達
国王:“七転び八起きの”インヤン:星術師
   幼い頃?に両親をヴァララカールに殺された悲劇の少女。
   その可愛らしさと気丈さで村中の尊敬を集める村長。
騎士:“虫も殺さぬ”クローバー:亭主
   哀れな私生児だが、気の良い亭主に育てられ、村中の相談役でもある。
   実は愛騎ミツバにのって、村を出る機会をうかがっているとかいないとか。
大臣:“蛇の道は蛇の”タオ:働き者
   無実の罪を背負わされた暗い過去を持つも、村唯一の良心と呼ばれる頼れる存在。
   四十路をすぎ、ハゲを怖れているのか妙に毛嫌いしている。
神官:“清濁併せ呑む”スコーン:魔導師
   迷宮に捨てられた悲しい記憶から、信仰に目覚める清い一面も持つ。
   どうも自分の国を起こしたいとか言う噂も有り、生来の悪事好きからあまり信用されてないようだ。
従者:“風の柳の”モエギ:武人、衛視
   実はダイナマイト帝国のスパイで、クローバーを誘惑しようとしたが逆に淡い想いに目覚めてしまっている。
   乗騎モエピョンをこっそりミツバと入れ替えて楽しんだりしている。
逸材:“泣く子も黙る”ピンポン:武人
   タオが連れてきたのだが、どうやらモエギと仲がいいらしい謎の女傑、武人らしくキレ易い。
全ての母なるキンギョ“蛇の道は蛇の”マニャーナを御神体とし、特に牝のキンギョを崇拝する、人口の一割がキンギョの暗黒災厄村。
乗騎にして良し、食べて良し、武器や鎧まで捨てるところないキンギョで作り、ルイ・キギョンのブランドで売り出していた。
そんなある日、キンギョ達が神々しく輝いていた、村民達は神の奇跡だと喜んだ。
そしてまたある日、村長インヤンも後光を発するが如く輝き、ついにキンギョのご威光が村長にも宿ったと喜んだ。
だが、村中が光り輝いている、そしてなにやら芳ばしい香り、気がつくと、村中が星の砂にまみれていた。
おかげで村中が寝不足になり、いつも以上にキレの良いピンポン、そして光が嫌いなタオまで不機嫌になっては村の運営に影響が出てしまう。
そんな様々に押され引っ張られ、宮廷の一行はスターダストの吹き荒れる迷宮へ出陣するのだった。
キンギョの骨では長さが足りないため鑓を持たない一行は死にぞこないに難儀する。
ツートップの一角モエギに至っては大剣を人間の屑に奪われるピンチ。
いきなり大苦戦の一行は彼らの啜っていた星だまり(お菓子の家相当)には目もくれず進む。
その先でスター・フォンデュに舌鼓を打つドワーフ達から状況を聞き心を落ち着けた一行は、妙にかしこまった一人と意気投合し仲間に加える。
そのまま星の川を上流に進み、三連星モドキの一見派手な星界に驚愕しつつもあっさり撃退すると、星だまりから伝説のドワーフ棒を発見する。
ドワーフ棒の力で、切り開かれた道を満たす霧の星を抜けると、そこにはインヤンの仇、ヴァララカールが赤色巨星を調理していた。
心の底からの恐怖を振り払うように戦いを挑む宮廷、ツートップが焔蟲とヴァララカールの炎の鞭を引きつけ、後衛が鉄砲を構える必死の体勢。
そして一瞬の隙に幼い頃からの全ての想いと星の力を乗せたインヤンの弾丸が、かの仇敵の眉間を撃ち抜いた。
ヴァララカールを見た瞬間姿を消していたドワーフ達もいつの間にか現れてインヤンを胴上げする、我らが暗黒災厄村は勝ったのだ。
マップ
 もう第6回を数えるいっしょにTalk!でGMでした、今回も迷宮キングダム。
 タイトルからしてあらゆる情景に星の付く幻想的な世界を堪能してもらいました?
 今回は思い切ってヴァララカールを据える布陣。
 そこに背景表で国王が仇にヴァララカールを出した時点で何か劇的な予感がなかったといえば、ないんですが(笑)
 序盤はなんだかあからさまに腹黒いスコーンと国を作るときから逸材を出したりと出目の振るったタオの善人ぶりが光る普通の展開でした。
 迷宮フェイズではみんなそこそこに絶対失敗していたのですが、クローバーの好人物が活躍してなんとか民の声を温存してダイス目をカバーする進行。
 クライマックスではHP2の焔蟲の団体相手にモエギの剣劇のダメージが1だったときには「勝ったかな?」と思っていたのですが、そこからがTRPG。
 ようやく敵前衛がいなくなった所で村長インヤンの鉄砲が6ゾロから6ゾロの一撃必殺で決着、もう大喝采です。
 今回はホント劇的なダイス目でした。
 参加したプレイヤーさん達はいい人たちでダイス目に一喜一憂しつつも楽しんでいただけた模様で良かったです。
 イベント自体もそれなりに盛況、好感触だったようで、次回も楽しめたら良いですね。
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