黒沢 礼:クグツ◎=タタラ●=マネキン
天津家系列の玩具メーカー天津スター社で、研究員主任をやっている。
社内での仕事振りはいまいちだが、裏の実行部隊として、主に目立たないところで辣腕を振るっている。
社長室と言うのは薄暗い、陰謀が渦巻いているのがひしひしと感じられる部屋で、
天津スター社社長、天津星輝の前で、ひざまづいた。
私を単独で呼び出したときの星輝様は、年相応の子供のような悪戯を思いついたときと相場が決まっている。
そして、実際その通りの表情を見せながら、星輝様の企画したレースに参加しろと仰られた。
最近、極秘に手に入れたアイアンメイデンの完全儀体のこともご存知で、それを使うように促されもした。
子供の顔をしながら、どこまで見透かしているのかわからない社長には、忠誠を誓うに足る存在だった。

簡単に言うとレースに妨害者がいるので、それを見つけ、可能なら排除せよ、と言うことだった。
星輝様も仰られたように、レースに参加するのが手っ取り早い、それに100万プラチナという賞金には有効な使い道がある。
会社の地下研究室に顔を出すと、先日拾ってきて完全儀体への脳移植を成功させたばかりの男が佇んでいた。
その男、元の名をクロード・シルバーチェイン(PC4)、別名“銀の翼”として恐れられていた傭兵は、
表情などないウォーカーの姿で、だがしかし、人生を達観したオーラを醸し出しながら、
移植費用100万プラチナの請求書を前に黙り込んでいる。
それが払えなければ、彼は人類初の有人ブラックホール探査機に搭乗することになるのだ。
そういう相手とは話がしやすい、賞金全額を渡す事を条件に、
私をドライバーとして(ただし仮名で)レースに参加する事を、二つ返事で承諾させた。
おひさしぶりのトーキョーN◎VAでした、プレイヤーで参加できるのがうれしい限り。
天津星輝君がまた馬鹿な事を言い出して、日本列島一周レースなんて企画をしたお話。
ハイランダーならなんでもアリな世界設定は非常に良いですよ。
なんと馬鹿なお話ですが、5人のPCで2チーム作ってレースに参加。
ちなみに私のPC、これがさっぱり役に立っておりません、レース中の判定は全部PC4の方にやってもらってたり。
単純に操縦技能とか取るの忘れただけなのですが、まぁ彼の判定がそこそこ良かったので事なきを得ました。
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