PC1:九堂京也:チャクラ◎=カゲ●=カゲ
レッドエリアに事務所を構える殴り屋、まっとうな武闘家を目指していたこともアリ、確かな腕前。
PC2:鳥宮省吾:フェイト◎●=タタラ=ニューロ
無理なことはしない自称“ジャストボイルド”どうにも貧乏なため助手にも軽くあしらわれたりしている。
PC3:冴島渉:トーキー◎●=イヌ=カブキ
ブラックハウンド所属の広報担当、マスコットキャラと妙に仲が良い。
PC4:八神司:ハイランダー●=カリスマ◎=カリスマ
真教の司祭として、アーコロジーの高層階でエグゼク達を相手にロクデモナイ説法をしている。
PC5:“鉄”タイガ:バサラ=カブト◎●=カゲ
元真教異端改宗局員、現在はフリーのカブトだが、鳥宮省吾に大きな借りがある。
九堂京也が、立て付けの悪い事務所で鍛錬をしていると、10代の少女がいつの間にか立っていた。
少女の依頼は、ぽっと出の正義の味方“ジャスティス”の討伐。
強い相手に飢えていた京也は、後払いと言う不安定な依頼を、二つ返事で引き受けた。
一応イエローエリアの探偵、鳥宮省吾は、また別の少年から依頼を受ける、父親を探して欲しいと。
豚のぬいぐるみから出てきたカッパーの束、それでも家賃の足しになればと、タイガと共に捜索を始めた。
冴島渉は暇を持て余し、マスコットキャラの笑顔を意味もなく撮影していた。
その状況に逆に哀れみを覚えた千早冴子は、とりあえず“ジャスティス”の取材をして来いと追い出した。
ゴールドやプラチナを納めて八神司の説法を受ける人の列に、アーシュラ・ドニ3世の名代が混ざっていた。
彼女は、八神が次のステージに上がるための最後の試練として、レッドエリアを直接見て、救いを与える試練を出す。
それを果たすまで戻ってくることはならぬとし、八神のIDを剥奪した。

“ジャスティス”は一人ではなかった、早見カンナが生み出し、子供たちの願い(プリーズ!)により戦う正義の味方だった。
そう、何度倒れても、死に至るほど殴られようとも、立ち上がり、ついには子供たちを救うのだ、当然長生きは出来ない。
千早俊久、千早グループの一角を担うエグゼクがその一人であった事実を知るのに、さほどの苦労はなかった。
だが、その父親の存在すら知らなかった遺児、トシオにそれを伝え、信じさせるのは困難だった。
その全てを引き起こした少女、全てを理解し、その上で実の娘のために戦う“最後のジャスティス”
正義の味方と言うけれど、正義はどこにあるのか。
今回は完全に独立したお話のN◎VA、かなり久しぶりではあります。
いきなりプレイヤー5人って事になりましたが、各人の協力により立ち位置や進行は良かったと思います。
シナリオはもうちょっと詰めた方が良かったかも、って感じですね。
やりたかったのは無限の神業<プリーズ!>どうすれば解決するのか、ちゃんと考えて動いてもらえたので見ていて楽しかったです。
シナリオハンドアウト
○シナリオ概要、情報項目
レッドエリアで“ジャスティス”なる正義の味方が出没、主に子供を助けている。

”ジャスティス” (ストリート、N◎VA、警察)
10:子供がピンチになるとどこからともなく現れる。
12:倒されても何度でも立ち上がり、最後にはちんぴらは倒されるか逃げ出す。
18:ジャスティスが戦った現場では、必ず一人の大人の死体が見つかる。

トシオの父親 (企業、千早関連、N◎VA−3)
10:グリーンエリアに住んでいるが、よくレッドエリアに現れていた。
12:すでに死亡している。
15:ジャスティスの現場で死んでいた。
21:千早グループのエグゼクで、子供には以前から遺産を残していた。

早見カンナ (ストリート、N◎VA)
10:幼い頃、両親に捨てられたらしい。
15:ジャスティスの現場で目撃されている。
18:周りの子供を煽動して、ジャスティスの応援をしている。
20:PCとジャスティスを戦わせるのは、PCに勝てるのが本物だと思っているため。

上記の情報が出揃うと、クライマックスに入る。
クライマックスでは、カンナが周りの子供たちを煽って、<プリーズ!>を使い<黄泉還り>を発動。
回数は無限で、止めるためには<真実>により、カンナとジャスティスが本当の親子であると言わせ、私事都合だと認めさせる。
だが、一度はジャスティスの<不可触>により、子供たち全員の父親だと言い張る。
さらに<暴露>を使うことで子供たちは黙ってしまう。
ジャスティスの<死の舞踏>はフェイトかトーキーを気絶させるために使う。

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