○ガル=ガンダ:ドワーフ:ファイター2/プリースト(チャ・ザ)2
布教活動(?)に熱心な神官、なにやらついてくる人は多い
○シュー=クリ=ウム:グラスランナー:シーフ3/レンジャー2/バード1
お金の使い方や人格的を問題視されるが、どうやら草原の小人では自然らしい、パートはアコーディオン
○リンド=カスタード:人間:ソーサラー2/シーフ1/セージ1/マーチャント
オランでは名の知れた商会の娘だが、学院の厳しい授業を抜けて、結局ファンの学院を卒業する
○ゴザ:ドワーフ:ファイター2/プリースト(チャ・ザ)1/バード2
ガルを(主に字が書ける点において)兄貴と慕うドワーフ、でもどちらも若くはない
今回予告:
「探さないでください」そう書き残して妻は去った。
愛が無かったわけではない、では一体何が?
依頼を受けた冒険者は、流された指輪と一緒に、
悲しき男女の幸福を取り戻すことが出来るのか?
タイトル『偽りの愛、偽りの勇気』
1、導入
キャラ作成条件は初期+経験点1000点
所持金は初期のサイコロ1個追加
ファンの街のとある冒険宿、初の依頼をこなし、帰ってきたところでさっそく仕事の依頼。
あまりぱっとしない画家のレイン氏から、奥さんのクレセントが居なくなったので、
探してほしいとのこと。
「探さないでください」との書き置きがあったが、結婚して5年、まったく理由が想像つかない。
2、展開
シーフギルドの行くと、クレセントらしき女性と、同じ年くらいの男が会っていたことが分かる。
そして、クレセントは農地の奥の山の方へ向かったらしい。その奥には、古い屋敷がある。
レインの家に行き話をすると、男女四人の描かれた絵が目に付く。
一人はレイン、女性はクレセント、もう一人の男はクラウド、女性はサニー。
シーフギルドの目撃者に絵を見せると、クレセントとクラウドが話していたことが分かる。
山の屋敷に行くと、クレセントに会える、一応後悔しているが、
「結婚指輪を途中の川に捨ててしまったので会わせる顔がない、
せめて指輪を探してきてください。」と言われる。
川は澄んでいるが急流、指輪は山の方に流れて行ってると思われる。
3、山場
マップはロール&ロール14号62ページのものを使用。
川は洞窟に流れている、少し入ると流れがゆるくなり、地底湖にたどり着く(F地点)。
・ルート
F→A:隙間が無く、進むのは困難そう。
F→E:少し段差があるが、奥にも池があるのが見える。
E→D:問題なく進める。
D→B:隙間が無く、進むのは困難そう。
D→C:問題なく進める。
C→A:坂が急になっていて、判定が必要。
C→B:行く道がある(マップに追加)。
B→A:問題なく進める。
・イベント
E:狂ったウィンディーネ×2
B:おぼれている狐(プーカ←正体)×2
A:スキュラ×1
B地点のプーカは上流で遊んでいたところ、ウィンディーネに襲われた。
あまり時間をかけると生死判定が必要な程度に衰弱している。
すんなり来た場合は、地底湖の真ん中の岩で、
溺れている一匹をもう一匹が助けようとしているところに出会う。
PCが無視して立ち去るなら「助けて」と声をかけられる。
知名度チェックに成功し、人型に戻ればいいとアドバイスできれば楽勝。
助けると仲良くなり、F→A方向に指輪が流れたことを教えてくれる。
スキュラは指輪を気に入ってるらしい、取り戻したければ戦闘になる。
4、結末
指輪を取り戻し、クレセントに届けると帰ろうとしてくれる。
ただしその前にクラウドに話をすると言う。
PCが止めても止めなくても、クラウドとは戦闘になる。
クラウドはファラリス神官(ダークプリースト4/シーフ1)。
使い魔のインプも連れている。
時間とノリの都合で以下の人間関係をほのめかし、PCと今後を相談する。
四人は昔からの友人、実はレインとサニー、クラウドとクレセントが恋仲だった。
サニーが病死し、落ち込んでいるレインをクレセントが励ましている姿を見て、
少々勘違いしたクラウドは身を引き、旅に出た。
その旅の途中でクラウドはファラリスの声を聞くようになる。
そして間違った勇気を得たクラウドは、クレセントを連れ出した。
クレセントの方もクラウドのことは忘れられなかったので、着いて行った。
気が付いたら5月からやってなかったソードワールド、年の最後に遊べてよかったです。
どこまでも能天気なグラスランナー、知力を生かしてチャ・ザ神官以上に頭脳派なソーサラー、
人間の気持ちがわからないとか言っておきながら人の道(と、チャ・ザの教え)を説くドワーフ、
兄貴分を慕いつつ、果敢に攻め、時には優しい思いやりを見せるドワーフその2。
これまた久しぶり、そしておそらくこの4人という組み合わせは二度と見られないであろうPLさん達で、
とても楽しい一日でした、これもソードワールドならではなのかもしれません。
上記のシナリオは前日に作成したメモ書き、ロール&ロールの『ボクらのダンジョン』コーナーは、
心のどこかで待ち望んでいた企画で、絶対使いたかったのです。
雑誌に掲載されていたのとは逆の、上から下ルート、今の私では一人では絶対作れないですね。
実際のプレイではちょっと前半引っ張ったせいか、洞窟に入ったのが中盤を回っていたりして、
ちょっとだけゴリ押ししたかも、戦闘もほぼ無条件だったしね。
スキュラのところで、PCに“人間のイイオトコ”がいなかったのは惜しい、髭オヤジはお気に召しません(笑)
最後もちょっと前置きしようかと思ったけど、クラウドさんに屋敷の前で待ち伏せしていただきました。
実際そのクラウドよりもスキュラの方が俄然強いつもりでしたが、
リンドの初手のスリープクラウドを決められてジ・エンドはあっけなさすぎかも、手加減攻撃より安全確実だけどね。
で、上記のシナリオには書いてませんでしたが、クラウドさんは、
クレセントとはやはり一緒になれないことを悟り、改心した時点で、
暗黒神へのボウの影響で死んでしまうことを決めていました。そしてその通りになりました。
そんなクラウドさんや、こっちはこっちで煮え切らないレイン、
なんだか気持ちの整理がつかないクレセント、無念な死を遂げたサニー、
悲しい気持ちがプレイヤーさん達にそれなりに伝わったようで良かったです。
なんだかGM的な満足感があるのはそのおかげかも。
TRPG終了後は、毎年恒例の?行事としてクリスマスパーティでした。
ケンタッキーの鶏とプレゼント交換とボードゲームで適当に楽しむ日です。
粘土細工ゲーム、バルバロッサで、相変わらず侮れない気持ちを味わってみたり、
迷宮コンクエストで国産ゲームも遊べるんだ、ってことを理解してみたりでした。
それではみなさん、良いお年を。
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