レンミン:ノスフェラトゥ氏族:12世代
ナポリの夜会に顔を出すようになり数年
時間はかかったが中国人が欧州で暮らせるの生来の語学の才能が文字通りモノを言っているため
人間の前に出ても恐慌をきたされないような技術を身につけたらしい
トレアドールという連中はどうにも苦手だ、あのおしゃべりなところはもちろんだが。
ひょっとしたらその美しい外見に劣等感を抱いているだけなのかもしれない。
イザベラというこれまた飛びぬけた容姿を持つ貴婦人は、他人の外見はあまり気にしていないらしい。
城外の難民を使用人に雇うとか言い出したのは世間知らずではあるが、こちらの申し出を受ける寛容さはやがて身を助けるだろう。
そういう作業をしている間にも、厄介な企みは進んでいたらしい。
グレゴリオ卿が何やら慌てていたようだし、先日のアルベルジュの絡みもあってモンテミシェル大司教に相談しようと騎士団領を訪れた。
だが、事件はその前に起こる、我々の乗った馬車から見えたのは、ナポリの町から上がる火の手だった。
いやいきなりの急展開、いきなり街の襲撃で火の手が上がるところまで行くとは思ってませんでした。
まぁ実のところ町を滅ぼす意思まではなさそうだったので、聖人君子ではないレンミンは怒りに我を任せて戦うとかはしません。
と思ったら武闘派ではないと思っていたイザベラとアルベルジュがやる気になってるし。
次回は最初からクライマックスだぜ?
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