私たちがいつものように酒場で飲んでいると、命からがらと言った感じで、 ひどく顔色の悪いおじさんが酒場にやってきた。 おじさん曰く、数週間も一家全員下痢が続き、もうかなりやばいらしい。 私たちはおじさん一家を襲う謎の下痢の原因を探ることになった。 おじさんに案内され、すぐに家へ行った。家屋のすぐ横に、 いかにもあやしそうな豆畑があったので、ミルーが調べてみたものの、 「植物(豆)がなんだかおかしい、敵意を持っている」ぐらいのことしかわからなかった。 どうしたものかと悩んでいると、この集落の奥に物知りのおじーさんがいるから、 その人に聞いてみたらどうだろうか言われたので、さっそく向かう。 てくてくあるいてそれらしき家に着くと、それっぽいおじーさんがいたので聞いてみた。 するとおじーさんは、森の奥に、どんな病でも治す薬があるので、 それをとってきなさい、と言ったので、おじさん一家の看病もさておき、 私たちは森に向かった。 |
森に入って数時間、突如妙な気配を感じ、振り返ると大木があった。 通り過ぎようとすると、なんと木が襲ってきた。木がおかしい。 さっきの豆畑がおかしかったのとかんけいがるんだろうか? なんて考え事をしているうちに、みんな大ピンチに陥ったりもしたが (一人ぐらい重傷だった気がする)、なんとかぶっ倒し、その更に奥へと向かう。洞窟があった。 てくてく進むと、古めかしい箱が置いてあり、中には角のよう物が入っていた。 ユニコーンの角らしい。 きっとおじいさんが言っていたのはこれに違いない、ということですたこらと帰ろうとすると、 また何者かが襲ってきた。今度は人間。なんだか弱そう。 ははーん、自分たちじゃ木のお化けを倒せないから、誰かが倒してくれるの待ってたのね。 でも、自分たちが倒せないモンスターを倒した冒険者に勝てると思ってるのかしら? ・・・とはいえ、相変わらずの低調子でどっこいどっこいだったりして。いかんいかん。 そしておじさんの家に帰って、ユニコーンの角を削ったものを煎じて全員に飲ませた。 さすがはユニコーンと言うべきか、みるみる一家の顔色がよくなった。 まぁ全快するには少し時間がかかりそうだけど、一件落着♪ ・・・最後にカイが、胸にそっとユニコーンの角を入れていたのは ・・・まぁ見なかったことにしよう。 |