シナリオ6:マルム
私たちがいつものように酒場で飲んでいると、命からがらと言った感じで、
ひどく顔色の悪いおじさんが酒場にやってきた。
おじさん曰く、数週間も一家全員下痢が続き、もうかなりやばいらしい。
私たちはおじさん一家を襲う謎の下痢の原因を探ることになった。
おじさんに案内され、すぐに家へ行った。家屋のすぐ横に、
いかにもあやしそうな豆畑があったので、ミルーが調べてみたものの、
「植物(豆)がなんだかおかしい、敵意を持っている」ぐらいのことしかわからなかった。
どうしたものかと悩んでいると、この集落の奥に物知りのおじーさんがいるから、
その人に聞いてみたらどうだろうか言われたので、さっそく向かう。
てくてくあるいてそれらしき家に着くと、それっぽいおじーさんがいたので聞いてみた。
するとおじーさんは、森の奥に、どんな病でも治す薬があるので、
それをとってきなさい、と言ったので、おじさん一家の看病もさておき、
私たちは森に向かった。
森に入って数時間、突如妙な気配を感じ、振り返ると大木があった。
通り過ぎようとすると、なんと木が襲ってきた。木がおかしい。
さっきの豆畑がおかしかったのとかんけいがるんだろうか?
なんて考え事をしているうちに、みんな大ピンチに陥ったりもしたが
(一人ぐらい重傷だった気がする)、なんとかぶっ倒し、その更に奥へと向かう。洞窟があった。
てくてく進むと、古めかしい箱が置いてあり、中には角のよう物が入っていた。
ユニコーンの角らしい。
きっとおじいさんが言っていたのはこれに違いない、ということですたこらと帰ろうとすると、
また何者かが襲ってきた。今度は人間。なんだか弱そう。
ははーん、自分たちじゃ木のお化けを倒せないから、誰かが倒してくれるの待ってたのね。
でも、自分たちが倒せないモンスターを倒した冒険者に勝てると思ってるのかしら?
・・・とはいえ、相変わらずの低調子でどっこいどっこいだったりして。いかんいかん。
 そしておじさんの家に帰って、ユニコーンの角を削ったものを煎じて全員に飲ませた。
さすがはユニコーンと言うべきか、みるみる一家の顔色がよくなった。
まぁ全快するには少し時間がかかりそうだけど、一件落着♪

・・・最後にカイが、胸にそっとユニコーンの角を入れていたのは
・・・まぁ見なかったことにしよう。

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