ある日のソフールの記憶 |
今日も今日とて尺八を愛する私。 あの、エッジ様と出会った事件から11日…… あれから、エッジ様はどうしているのかと、ほのかな乙女心を出してみたりして…… いつもの酒場でそんなことを考えていると、なんかちょっと仕事がきたみたい。 小太りのおっちゃんが今回の依頼人。「お願いあるよ。」 ……「あるよ」?どこの人?……まぁ、それはさておき。 この方は宝石の行商人さんみたい。 宝石を売りに北西からこの町に来たけど、4日前カラスに襲われて、一万ガメルもする宝石をとられたんですって。 それを取り返すのが今回のお仕事。 依頼のやりとりをしている中で報酬をやたらとあげようとしていたカイ……せこい男ね、まったく。 ちなみに取り返して欲しい宝石は、ギラギラしている箱に入っているみたいで、カラスが持っていける大きさらしい。 ま、最近ちょっと暇してたことだし、依頼を受けることに。 |
仮リーダーがマルムに決定し、カイと3人で出発。 森の中を歩いていると、依頼人が襲われた地点を示す赤い布を発見。 なるほど。ここで宝石がカラスに盗まれたのね…… で、どうやってカラスを捕まえるの……? …… 3人顔を見合す ………… とりあえず、カラスが寄ってくるような光る物を探す。 …… ………何もない。 カイが周りの木々を組んでザルを作る。棒をかませて斜めに置いて、中の餌に寄ってきたところを捕まえる作戦! ……ザル作り失敗。 私も作ってみる。 ……失敗。 仕方ないので、光りそうなシーフ用ツールをばら撒いてみる。 ………… …………何もこない。 そうしている間にも次の日。 一人、1ガメル出して待ってみる。 ……何もこない。 結局、こっちからカラスを探しに歩き始める。 しばらくして、岩の崖の所に、カラスの巣を発見。 観察していると、確かにあったわ! 依頼人の宝石の箱! |
「また来客か。」 んー、ってことは、他にもここへきた人がいるのね。 ……ってちがーう!! カラスがしゃべった?! どうやらこのカラスさん、光り物が大好きみたい。 宝石の箱を返してって言ったら、断られちゃった。 代わりの物を持って来るなら考えてもいいって。 |
まぁ、そんなこんなで町に帰ってきた私たち。 依頼人のおじさまに事情を説明して代わりになりそうなちょっと安い宝石を拝借。 そして再びカラスさんの元へ。 そしたらけっこうあっさり大成功。 宝石の箱をもらって…… 帰り道。なんか、土の人形っぽいものに襲われちゃった! 切っても切っても全然切った感触がない!! 私が一生懸命剣を振り回していると…… 背後よりすっごいおっきぃ光の筋が…………?! どうやら、マルムがえねるぎーぼるとを放ったみたい。 あっという間に解決。 無事、依頼人のおじさまに宝石の入った箱を渡すことに成功。 最後の土人形が何かは結局わからなかったけど、私の剣術はまだまだ修行が足りなさそう。 尺八ばかりでなく、たまには私の剣も磨こうかしら…… |